「キャリアの8割は偶然の出来事で決まる」とジョン・D・クランボルツが提唱しました。皆さんの人生を振り返ってみてください。今の自分は多くの偶然から成り立っているのではないでしょうか。
「たまたま入部した部活動」「たまたま隣の席に座った友人」「たまたま内定をもらった会社」「たまたま配属された部署」……挙げれば枚挙にいとまがありません。
それらの偶然(ハップンスタンス)を幸運につなげられるかは、その人の行動が大きく影響しています。
1つめは、「ひたすら行動する」ことです。「犬も歩けば棒に当たる」ということわざのように、行動しなければ偶然に出会うことはありません。幸運につながる偶然に出会うために、「好奇心」をもって行動しましょう
2つめは、幸運につなげられる「感性をもつ」ことです。やみくもに偶然に飛びつくと、悪いものにつながることもあります。そうならないために感性を磨いておく必要があります。
3つめは、偶然の出会いが幸運につながるために「行動を続ける」ことです。いい出会いがあってもその場限りで終わってしまっては幸運にはつながりません。次にアクションを起こすことが大切です。
クランボルツは、偶然を幸運につなげるには「好奇心」「持続性」「柔軟性」「楽観性」「冒険心」の5つの考え方が必要だと説いています。