ドナルド・E・スーパーはキャリアを考えるうえで、2つの基準を示しました。
1つがキャリアの長さを示す「ライフステージ」です。年齢による人生段階を
「成長段階」
「探索段階」
「確立段階」
「維持段階」
「下降段階」
の5つの段階に分けました。
各段階で特定の課題があり、その課題に取り組むことにより、人間的な成長を遂げます。
もう1つが「ライフロール」です。これは、人生における各場面での自分の役割です。
誰しも「その場その場での自分」を演じているという考え方です。役割には、

①子ども ②学生 ③余暇人 ④市民 ⑤労働者 ⑥配偶者 ⑦家庭人 ⑧親
があります。
ライフロールとライフステージを合わせたものが「ライフ・キャリア・レインボー」です。
学生には、人生にはさまざまな役割があり、今の自分にはどのような役割があるのかを考えさせています。
「子ども・学生・余暇人・労働者」は皆挙げますが「市民」であることに気づく学生は少ないです。
大人には、このライフ・キャリア・レインボーを使って、今の在りたい姿を考えるワークを行います。
まずは、学生と同じように、「今の自分の役割」を書き出してもらいます。
次に、その役割の割合を、合計100%なるように、書いてもらいます。
そして、その横に「ありたい割合」を書いてもらいます。」

現実と理想を見比べることで、自分がこれからどう行動すればよいのかが見えてきます。
コメントを残す