教員のセカンドキャリアの伴走者 Vol.1

1964年生まれの教員へ

先日、教員時代の友人から電話が来た。

その友人は1歳年上で現在校長をしている。

私「今年の3月で定年だったよね」

友「法改正で定年が61歳になった」

段階的に定年延長されるようで、1964年生まれの私と同年齢の先生は62歳まで働く。1967年生まれ以降は全て65歳定年となる。公務員も民間同様に65歳定年になっていくということである。

私「あと1年、校長をするのね」

60歳で校長から一般教員に降格するらしい。つまり、1年間だけ担任やTT教員として勤務して定年を迎えるのである。

友「役職定年で降格するのよ」

校長を辞したあと、どのように働くかが気になるが、私が興味をもっているのは「定年後の働き方」である。「再任用教員」として65歳まで働くことができるので、引き続き学校で働く先生も多い。また、教育委員会など行政の職に就く先生もいる。

高齢社会白書によると、6569歳の就業率は50.8%、7074歳は33.5%である。多くの方が健康である限り働き続けている。

65歳以降はどうするのか。

私は、教員人生を終えた人が65歳以降に、自分らしいキャリアを築いてほしいと願っている。

できれば、これまでの経験を活かして、働き続けてほしいと思う。

「学校を辞めた後、このような人生を送っているんだ」

と教え子に誇れるような人生を送ってほしい。

私は先生のセカンドキャリア形成の伴走をしていく。

そう考えてならない。

強くそう願っている自分がいる。

共に教壇の上に立ち、日々奮闘しながら

至極真っ当に生きていた仲間を見て見ぬふりはしたくはない。

だが…

現実は大きな問題が立ちはだかるのだ。

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