1964年生まれの教員へ
向かい風に負けない精神力とは
教員時代の私。29歳。
多くの教員が定年後は再任用教員として、学校で働きます。
児童・生徒のために生涯をささげることは素晴らしいことです。
しかし、再任用といっても、学校での仕事が大きく減ることはありません。
ベテランならではの「初任者指導」や「若手育成」など業務もありますが、再任用教員が増えてくれば、それら以外のポストに充てられることもあるでしょう。
教職員定数がありますから、小学校では「学級担任」をもつことも考えられますし、それまで関わってこなかった「特別支援学級」の担当になることもあります。
それでいて、給料は7割程度に削減されます。精神的、肉体的にハードになることは覚悟しなくてはならないでしょう。
教員の多くが65歳までのつなぎの仕事だと思い、65歳になったら「晴れて仕事から解放」と考えているようです。
しかし、65歳からの人生は長いです。
20年以上の人生が残っているのです。余生を過ごすには余りある時間です。
人生に必要なものは
「貢献」「成長」「コミュニケーション」
です。
学校に勤めている間、この3つは間違いなく得ることができていました。
しかし、定年後、仕事や活動をしなければ「貢献」も「成長」も感じられません。
そして、家族としか「コミュニケーション」を取らなくなり一気に老いていきます。
学校に勤めている間は、キャリアについて考えなくても
レールの上を走り続けていればよかったのです。
しかし、定年後にレールはありません。
自分の進みたい方向に、自分の乗りたい乗り物で進まなくてはなりません。
いや、進むことができるのです!
定年後と言わず、50歳を過ぎたら
これからのキャリアに向き合い、自分はこの先どう生きていくのかを考えましょう。
考えなくてはならない時代なのですから。
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