自分らしいセカンドキャリアを

大手家電メーカーを定年退職後、食に関する活動をされている O さん

 

 

セカンドキャリアというと、「新しい仕事を見つけなくちゃ」と考えがちですが、仕事をすることだけがキャリアではありません。「キャリア=人生」とすると、「第二の人生をどう生きるか」と捉えることができます。

自分が主役の「人生第二章」をどう描きたいかを考えてみましょう。

 〇新しい仕事を始める

 〇趣味に没頭する

 〇社会貢献をする

 〇学び直しをする

あなたはどのような物語を描きたいですか?

 
 
《新しい仕事をする》

人生100年時代において、健康である限り働き続けたいという人が多いです。高齢社会白書(令和4年度)によると、60~64歳の就業率は71.5%、65~69歳では50.3%と、半数近くの方が70歳まで働いています。

あたなは何のために新しい仕事をするのでしょうか?

「社会とのつながりを保ちたい」「スキルを活かしたい」という前向きな理由があります。現役世代に得た経験やスキルを活かして働く人が多いのです。また、全く経験してこなかった新しい仕事に一兵卒として挑戦する人もいます。新しい自分を発見するいい機会になるでしょう。

 一方、「生活のために仕方がなく働く」という人もいるのが現実です。

 
 
《趣味に没頭する》

 現役時代は時間が取れず、趣味に時間が取れず、人生第二章では「好きなことに没頭したい」という人もいるでしょう。ワクワクすることがあるのはいいことです。

 その趣味は、単に楽しむためのものでしょうか? それとも、趣味を実益にしたいでしょうか?

 
 
《社会貢献をする》

「子ども食堂のお手伝いをする」「自治会の役員を引き受ける」「母校のスポーツチームのコーチをする」など、誰かの役に立つことは生きがいにつながります。

 
 
《学び直しをする》

 入試や仕事のために学んできたこととは異なり、自分が好きなことを学べるチャンスです。大学に入り直す「リカレント教育」もよいですし、「リスキリング」で新しい仕事につなげるのもよいでしょう。50代後半は、子育てや仕事から解放され、「やりたいことができる年齢」になりました。

 

 

 

 

 

人生第二章は「好きな人生」を送っていいのです。

好きな生き方を描くためには、定年を迎える前の今だからこそ、次の山を登る準備をしておきましょう。

 

 

夏休みの宿題のように後回しにしていても、その日はやってきます。

定年してからゆっくり考えようというのではなく、今のうちから考えておきましょう。

 
 
あなたは「人生第二章」にどのような物語を描きますか?

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