セカンドキャリア
「セカンドキャリア」という言葉を耳にすることが多くなったのではないでしょうか?
セカンドキャリアは、文字通り「第二の人生における職業」という意味で使われます。もともとは、
〇プロスポーツ選手の引退後のキャリア
〇出産・育児後の女性の社会復帰
のために使われてきた言葉でしたが、現在では、広く一般的に使われるようになりました。
特に、「人生100年時代」と言われる現代において、『中高年の早期リタイア』や『定年後のキャリア』
として使われることが多くなってきました。
平均寿命が70歳代だった昭和の頃は、定年後は「穏やかな老後」を迎えればよかったのです。つまり、人生は「1つの山」を登り切ればよかったのです。
しかし、これからは1つの山だけでは、人生を生き切れず時間が余ってしまうのです。そこで、2つの目の山、つまり「セカンドキャリア」が必要になってくるのです。60歳で定年退職をして悠々自適な生活を始めたとしても、40年間もその時間が続くのです。
「2周目の人生」を始めるにあたって大切なことは、「1周目の人生」が終わってからスタートするのでは遅いということです。1周目の人生の後半のうちに、興味のタネを見付け、行動を起こしておくことが重要です。
1周目の終着駅に着いたときに、次の列車が止まっていなければ、うまく乗り継ぐことができません。駅に着いてから「どこに行こうか?」と考えていては遅いのです。定年後は、体力も行動力も衰えてきます。一度、エンジンを止めてしまうと、動き出すのに時間がかかってしまいます。
現役で働いているうちから、「どのような生き方をしようか」と考え、ある程度の計画を立てておきましょう。新しい仕事を始めるのもよし、趣味を活かして収入を得るのもよし、1周目の人生でやれなかったことに挑戦できると思うとワクワクしてきませんか。