経験の中にある「強み」

強みはどのように見つけたらいいでしょう。

「企業が求める学生の資質」の上位に挙げられる資質から自分に合うものを選ぶ人もいます。
1つの手段かもしれませんが、それは相手に合わせた「借り物の強み」でしかありません。
そのようなありきたりの強みを述べても、採用担当者の心は響きません。
本当の自分の姿を表した自分らしい「強み」の言葉が必ずあります。

その人らしさとは、どうやって築かれていくのでしょうか。

人はこの世に生まれてから、たくさんの経験をします。
さまざまな人と接し、さまざまな出来事に遭います。
その時々に感情が生まれ、それが経験となって蓄積します。
数多の経験には似たようなものがあり、それをつなぐ見えない糸があります。
その糸こそが、「自分らしさ」や「強み」なのです。

幼い頃からの経験を振り返ってみましょう。
すると、「同じような事柄」「似たような経験」が見えてきます。
例えば、「幼い頃に年下の従兄弟と仲良くしていた」「小学校の頃、隣の席の男の子の面倒をよく見ていた」「高校で野球部のマネージャーを務めた」などの経験から「世話好き」という強みが導かれます。

振り返る際に大切なことは、言語化(話す・書く)することです。
できれば、対話をしながら、経験を掘り下げることをお勧めします。

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