まず現実を受け止める

50歳以降の会社員は3回の転機を迎えます。

①50代後半の役職定年
②60歳の定年
③65歳の再雇用終了

これらの転機において大きな環境の変化が訪れます。
最大の変化は「仕事内容」です。
役職定年では、立場が変わります。それによって、「会議に呼ばれない」「メールが来ない」「決裁権がない」ということで寂しさを感じる人もいます。
また、「知らない部署への異動」「関連会社への出向」などで仕事自体が大きく変わる場合もあります。

もう1つの変化は「待遇」です。
役職がなくなることで給与が下がります。定年後はさらに下がります。
住宅ローンが残っている人、子どもの教育費がまだ必要な人もいるでしょう。

その転機を乗り越えるために必要なことは

「どういう変化が起きるか」を知り、身構えておくこと

です。飛行機が着陸するときの衝撃を知っているのと、知らないのとでは、着陸の不安が異なってきます。それと同じです。

仕事はどう変わるのか、給与はいくらになる
それを知っていれば、備えておくことができます。

もう1つ大切なことは

「転機をどう受け止めるか」ということ

です。仕事の変化はどうすることもできません。それをどう受け止めるかです。

責任や権限がなくなったことで気持ちが楽になる、と受け止めることもできるでしょう。
時間や余裕が生まれることで別のことに取り組むこともできるでしょう。

転機が訪れることは不安なことです。
しかし、目を逸らさないで現実を知っておくこと、それが50代前半にやっておくことです。

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